好きなことをやって生きる

 ユーチューバーは子供たちのなりたい職業のひとつだとか。自分の好きなことをやって裕福になれるというところが魅力的なのだろう。私が小さい頃は、子供ながらに安定に向けて進んでいたように思う。たぶんそれは世界には安定が存在していたからだ。受験勉強をそこそこ頑張って、それなりの大学を出て、大きな会社に入って、安定する。それが可能だったし、可能だと信じさせる実績もあった。

 しかし、世界は不確実性に満ちたものへと変わった。価値観も当然変わるのだから好きなことをやって生きたいという気持ちはおかしなものでもないし、世の中を甘く見ているわけでもないと私は思う。

 好きなことをやるための努力はストレスではないかもしれないが,安定を維持するための努力は視野を狭め,苦しみを伴う可能性が高い。安定のないある意味厳しい世界に生まれて来た者達は,そのような世界での処世を身につけ,進化してきたのだと考えたい。人間は進化する。その進化はストレスフリーな世界への順路をたどるものなのかもしれない。

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どんな進化をするのか?